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西光寺本堂屋根瓦葺き替え工事始動のご報告

はじめに

 2020年より、西光寺本堂の屋根瓦葺き替えのために毎年一回、皆様からご寄付を賜りながら着実に積み立てを進めてまいりました。皆様の温かいご支援のおかげで、目標金額を達成することができました。心より御礼申し上げます。

寄付募集の歩みと目標金額達成
 5年間にわたる寄付の積み立て活動では、皆さまの先祖代々受け継がれてきた法灯と伝統を未来へつなぐという強い思いのもと、多くの方々からご支援をいただきました。皆様のお力添えで、目標金額に到達できたことは、私たちにとって大変励みとなっております。

現在の工事状況
 このたび、皆様からのご寄付により、待望の屋根瓦葺き替え工事が始動いたしました。伝統の技法を守りながら、熟練の職人の手によって作業が進められております。まだ工事は完了しておりませんが、順調に進行中です。今後も進捗状況を随時ご報告させていただきますので、どうぞご期待ください。

 

伝統継承への思い
 今回のプロジェクトは、皆様のご支援によって、これまで大切に守り続けてきた法灯と伝統を次の世代へしっかりと引き継ぐための大切な一歩です。

 先人たちの知恵と努力が息づくこの場所を、未来へと繋ぐ責任と誇りを感じながら、工事を進めております。

今後のご支援と感謝
 皆様の温かいご支援により、ここまで歩んでこられたことに心から感謝しております。今後も工事の進捗状況や伝統継承の取り組みについて、随時ご報告させていただくとともに、引き続きのご支援とご声援を賜りますようお願い申し上げます。

西光寺住職 金澤定節 合掌 拜

2025年2月初旬~西光寺本堂瓦の屋根の修復状況報告~

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​ 本堂の屋根瓦が下され、本格的に修繕工事が開始いたしました。

 こちらの本堂は、1815年頃に建てられたと推測され、江戸時代の伝統が息づく貴重な建築物です。

 本堂は、創建以来変わることなく、堂々とその存在感を保っています。当時の建築技術の高さと、熟練の職人たちによる丹念な施工が、今なおその美しさを支えています。しかし、年月の経過とともに、屋根瓦は風雨にさらされ、次第に経年劣化が進行。雨漏りの兆候も見られるようになりました。

 私たちは、この歴史ある貴重な建築物を後世に引き継ぐため、伝統の技術と現代の修繕技術を融合し、確かな対策を講じる所存です。これからも皆様の温かいご支援のもと、安心・安全な状態を維持するための修繕作業に努めてまいります。

屋根を支える垂木の割れの修繕

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 垂木(たるき)と呼ばれる本堂の屋根を支える大きな支えとなる箇所が折れてきていました。年月の経過により垂木に生じたひび割れは避けられない現象ですが、木造建築の良さは​、劣化部分や必要箇所のみを修繕することが可能なことでしょう。

垂木の割れの写真(遠くから)

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​こちらの写真は、先ほどの写真を遠くから撮影したものです。本堂正面の右側になります。垂木の割れが確認できます。

雨漏りなどの修繕

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 修繕箇所は垂木割れ以外にも存在し、必要な部分を優先して修繕を進めます。屋根は修復中ですが、ご法事やご法要は本堂で執り行う事が可能です。

 また、いつでも本堂内部に入ってお参りすることができますので、是非お参りに来られた際には、本堂におあがりください。

 引き続き、修繕状況を随時アップロードさせていただく予定です。

​宜しくお願い申し上げます。 西光寺副住職 金澤 定覚

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